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「私の履歴書」22 小澤征爾

更新日:2020年12月23日

銀行員時代⑮


融資の業務管理から検査・監査対応まで、一気通貫で責任を負う流儀を極める中で、派生的に、様々な経験を積みました。

まず、何をやるにも会計・税務の知識は欠かせません。支店にはクロスボーダー(多国間)税務に詳しい駐在員がおり、何かにつけ、教えてもらえました。(以前、支店閉鎖やローントレーディングに伴う帳簿処理についても、全面的にサポートしてもらいました。)

店舗展開や業務環境の問題となると、“総務”的発想や知識も不可欠で、これについても、様々な方々にお教えいただきました。


仕事だけではありません。当地でなければできない文化体験には、時間が許す限り出かけるようにしました。マンハッタンには美術館も多いですが、私は特に博物館が好きで、当地はもちろん、どこに旅行しても、その土地の博物館にはできる限り入るようにしました。


長距離の旅行はそう頻繁にできない一方、オフィスがマンハッタンのど真ん中ですから、エンターテインメントは多彩でした。学生時代はクラシックを聴いていたので、リンカーンセンター、とくにメトロポリタン歌劇場には足しげく通いました。ミュージカルも当地で初体験で、キャッツ、オペラ座の怪人、ライオンキング等々、今では劇団四季で日本語で鑑賞できるスタンダードをはじめ、家族で住んでいた所の隣町をテーマにした地場ものなど、様々なものを楽しみました。


ボストンに車で旅行した際、途中で小さな、町の博物館があるのに気づき、いつものようにふらりと入ってみました。もとは地元の名士の居宅であったろうと思われるような、木造の古い建物で、例によって入場無料です。入って驚いたのは、全館、小澤征爾なのです。主に様々なイヴェントの際の写真の展示なのですが、いかに当地市民に敬愛されているかが判り、胸が熱くなりました。タングルウッド音楽祭にも行き、子供を遊ばせながら、芝生に寝転がって演奏を聴きました。


極めつけは、カーネギーホールでの小澤征爾指揮、サイトウキネンオーケストラのマーラー交響曲第9番でした。私にとってはこの世で一番の曲で、大感激しました。


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(Carnegie-Hall-Chris-Lee)

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