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外国人の雇用環境について

更新日:2020年9月29日

前回の話に登場した、監理団体職員Cさん(在留資格者外国人)ですが、全国の技能実習生の勤務状況を毎月のように見て回り、悩みごとを聴いたり、相談にのったりされている、極めて良心的な方です。母国(東南アジア)から、奥さんとお子さんを呼び寄せて一緒に暮らしておられ、できれば、いつまでも日本で働き続けたい、とおっしゃいます。流暢な日本語を話し、業務経験も豊富な、頼りになる方です。


お客さんのところから一緒に帰る電車の中で、日本で働き続けたい理由は何ですか、と訊ねたことがあります。「安全性です」とのお答えでした。そうですか、日本はそんなに安全ですかね。お国は物騒なんですか?と訊くと、そうではなく、食べ物の安全性です、と意外なお答え。どうもお国では、街中で入手し、口に入れる食品・食材の品質に対する疑念がぬぐえないとのこと。具体例としては、この場で書くのがはばかられる内容でしたので、差し控えます。


ご自身とご家族の健康を考えると、こちらでの生活は大事にしたい、というこの方、我々入国管理にたずさわる者としては、実にありがたいお話だなあと、今でもよく思い出します。2019年いっぱいでの新在留資格「特定技能」での許可人数が、やっと1,000人を超えた程度で、目標に遥かに及ばないとの報道が、最近なされました。同じ記事では、総合的な支援体制の整備が欠かせない、といった趣旨の結びになっていましたが、全くそのとおりだと思います。前回書いた、各企業レベル、あるいは業種横断的な研修・支援体制の整備が、喫緊の課題といえます。


引続き好調を維持しているインバウンドから、就業も含めた総合的な国際協調や、日本の更なるイメージアップ戦略といった、大きなビジョンでの取組みにもってゆけるか。今後のわが国の、世代別労働人口構成の是正と、活力の維持を目指すという意味で、次世代への責務とさえいえると思います。何より、国としての魅力、旅行してみたい、滞在してみたい、文化まで含めてもっと深く知りたい、そう思われる国になれるかは、これからの私たちの運命に関わる、重大事といえるでしょう。


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ご参考 ⇒ https://www.aosjp.com/agency-servicesjp (Ⅳ 業務代行 → 7.)


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